投稿

4月, 2018の投稿を表示しています

動物病院に行くだけでストレス。。少しでも快適にするために。

イメージ
予防シーズンが到来し健康なワンちゃん、猫ちゃんたちも 動物病院に行かなければいけない時期が来ました。 このただでさえ混みまくる動物病院。 飼い主さんも、ワンちゃん、猫ちゃんも大変なストレスです。 ストレスを軽減するにはどうしたらいいか?考えましょう。 -最初にまとめ- 動物病院ではストレスを感じる。 ストレスを感じているか?心拍数などの興奮状態で見極めることが出来る。 ストレスと感じているなら、外に出て待つなど工夫をした方がいい。 という事が書かれている。 そもそもストレスを感じているのか? 動物の動物病院にいる際のストレスについては研究が幾つかあります。 シチュエーションや検査の仕方は異なるものの、いずれの研究でも動物は病院にいるだけでストレスを感じているという結果になっています。 論文によっては 普段の5倍以上のストレス を感じていると報告されています。 そのストレス反応はその後、半日にわたって続いているようです。 動物病院に来て、てんかん発作を起こすワンちゃん、猫ちゃんがいますが おそらくストレスによる交感神経の高まりがあるのでしょう。 また動物病院から帰った猫ちゃんが2,3日元気が無くなり、飼い主不信になることもよく知られていますが、これもストレス応答と考えてよいかと思います。 -ストレスの定義に関する難しい話は避けときます- ストレスレベルの計測について、簡単に言いますとストレスを感じると分泌されるホルモン、神経伝達物質を計測して、レベルを計測する方法が一般的です。 コルチゾル、あるいはカテコラミン(アドレナリンなど)という物質です。血中や唾液、尿中でそれらの物質を計測します。 ストレスを見極める ストレスを感じた時どうなるでしょうか? マラソン大会直前になると心臓がバクバク、息遣いも荒くなるのではないでしょうか? ワンちゃんも、猫ちゃんも一緒です。心拍数が200回を超えるワンちゃんもいるようです。ストレスを感じているかどうか、よく観察してみましょう(カーミングシグナルという)。 -このストレスを感じる難しい話は置いておきます- 交感神経が高まると、アドレナリンという物質の血中濃度が瞬間的に上がります。 すると、心拍数、呼吸数、血圧、瞳孔散大などのストレス応答が起きます