犬、猫の混合ワクチンは毎年か?むしろ、いらないのか?1。。

毎年、飼い主からの厳しい質問。。
統率がとれていない獣医業界。。〇〇獣医と、△△獣医では言ってることが違う。。

毎年、病院から催促のハガキは来るけれど。。巷で噂の3年毎。。いったいどっちなの。。

その悩みはごもっともです。
法律で定められている犬の狂犬病ワクチンならば毎年の接種とお話しできるのですが、いわゆる混合ワクチンと言われる類のワクチンには決まりがりません。。

ゆえに、その質問へのお答えは非常に難しい。。

諸悪の根源をあえて挙げれば
ハッキリしないワクチンメーカー( K 立など)と 農水省。

獣医は学術上のワクチンによる免疫持続時間を知っていますが
その商品のそのものの実験データを持ってません。
もっと簡単に言いますと。

使っている商品がどれくらいの効果を持っているのか?のデータを農水からも業者からも貰っていないのです。

「学術的に免疫持続時間がわかっているなら、それを応用すればいいじゃない!」

そう思うのはごもっともなのですが。。そうもいかないのです。
確かに学術上の免疫持続時間は示されており、およそ8年後でさえ免疫応答したというデータを持っています。。が
各メーカーごとに企業努力による商品アレンジがされており
まったく同一でないわけです。
獣医は”どうしたいいのか。。”右往左往
団結できない獣医業界はそれぞれの獣医に判断をゆだねる形になっているのです。

毎日新聞のネット記事でも取り上げられた
WSAVA によるワクチネーションガイドを盾に3年に一回を強調するペットマニアがいるのですが、前述のように話になりません。メーカーごとの臨床試験を持ってきてほしいです。。

そんなことを言っても仕方ないので、結局どっちなのか?考えてみましょう。


犬、猫の混合ワクチンは毎年か?むしろ、いらないのか?2。。答えは3年。編。へ続く