動物病院に嫌われる者たち 2

前回の続きです。

あまりに一方的な迷惑宣言に憤りを覚える人もおられるかと存じますが、庶民の戯れと流してくださいませんか。


ではでは。。




4、過保護な人


これはグレードマックスで困ります。他の診察が完全停止してしまうのです。


病院側の都合には違いないのですが

動物病院裏では、過敏に泣き叫ぶ子の処置をやっていたたり、腫瘍で臭気漂う腐った皮膚を洗浄していたり、あるいは担ぎ込まれた亡くなった犬の引き渡し作業をやっていたりと

簡単に言えば、飼い主さんには刺激が強くて見せられない事をやってわけです。


そんな中、飼い主に入って来れられたら、全ての作業を止めなければならず

機能が止まってしまうわけですね。

また、ペットとはいえ他の患者のプライベートにもなるので

飼い主以外が処置を見ることは好ましくありません。


小生「ちょっとレントゲン撮るので、お預かりして良いですか?」


飼い主「この子、私がいないとダメなんです!レントゲン、私も行きます」


小生「・・だめです。放射線教育を受けてない人は入れません」


飼い主「あの先生は良いって言ったのに!なんで駄目なのよ!!」


小生 (え?入れたやつがいるの・・バレたらヤバいぞ。黙っておこう)



勿論、ほかに患者がいない、空いている場合ならエコー室でも、処置室でも一緒に入ってもらって構わないとおもいますし、本来、その方がペットも安心するのでしてもらいたいわけですけどね。時間が許さない場合もあるわけです。




5、獣医と張り合おうとする


ネットでつけた知識を披露する患者が後を絶ちません。。。これは疲れます。

ネット記事はどんな身分の人が書いたのか?しっかり確認しましょう。
ペットに詳しい程度のブロガーの記事を一喜一憂してるあなたの人生は覚束ないです。


小生  「糖尿病ですね。インスリンはじめましょう」


飼い主「まぁ!!いきなりインスリン!

      食餌療法から始めるってネットに書いてあります!これ見てください!」

小生  「・・食事療法は・・云々カンヌン」


飼い主「だけど、ネットにこう書いてあるじゃない!」


小生、教科書と論文を持ってくる。。

   「ココには、このようなグラフで・・云々カンヌン」

飼い主「でもネットにはこうあるの!あなたネットと全然、違うじゃない!」


小生 「はい・・ですのでグラフを見て・・もらえない・・」(帰りたい)



勿論、ネットやあなたが正当な場合もあります

獣医が勉強を怠ることで患者に追い抜かれる事なんで、ざらにあります。

不当だと感じた場合、よく獣医と相談してどちらがつじつまが合ってあるか聞いてください。
そして、どうしても納得できない場合は病院を変えましょう。



以上になります。
御不快な点はご容赦ください。
あくまで未熟な小生の考えでございます。